「もう2度と絵は描かない」と決めたワケ
私は絵が下手だ。幼稚園の頃に描いた「宇宙鉄人キョーダイン」や「がんばれロボコン」の絵から、ほとんど変わっていない。
絵が下手なくせに、私はマンガが大好きだ。絵の上手いマンガ家の見開きを見ると感動すら覚えるほどだ。絵自体が嫌いな訳ではないのだ。
そんな私は、絵を描くことに大きなトラウマがある。仕事上どうしてもド○○ドの絵を描かねばならず、しかも翌朝までに30枚以上の大量のド○○ドを描かねばならない時があった。
私は描いた。何の資料も見ずにド○○ドを。描いていてなんか違う感じがしたが時間もなく、絵のクオリティより中身を伝えることが重要だったからだ。ほぼ徹夜をして、30枚以上の画をファックスで送った。そのファックスはアメリカにある○ィ○○○本社にも送られた。
翌々日、日本の担当者からOKが出た。担当者曰く「アメリカの本社がスティーブ先生の絵を見て大ウケしてたみたいですよ。こんなヒドイ絵で中身が伝わってくるのはすごいって!」
そう、私は勝ったのだ。私の伝えたい内容が世界の○○○○に伝わり、OKを得たのだ。
そしてその日から私は、二度と絵を描くまいと決めた。絵が下手な癖にプライドは高く「ヒドイ絵」の部分が心の傷を作ったためだ。
運動が苦手?字が下手?絵が下手?
私は自分で言うのもなんだが歌は上手い方だ。音感もあって楽器も得意だ。でも運動神経はないほうだし、字は下手だし、絵も下手だ。
一体なぜそんな事が起こるのだろうか?遺伝なのか??
もちろん、持って生まれた遺伝の要素も大きいだろう。発達障害だとか、先天性の原因がある例ももちろんある。
だが様々な文献を見る限り、苦手だとか下手だというのは「それらに触れてこなかった」または「練習が足りない」からだという。
確かに、字は学生時代の方が上手かった気がする。ワープロを使い始め、パソコンで仕事するようになり、1週間に1度も字を書かないようなことも多くなった。すると年々、字が下手になって来ている。
最近はメモ帳に大事な事を書いたにもかかわらず、後で解読できないこともある(ほんの数時間前に自分が書いたのに!だ)。
46年男、コンプレックスを1つ1つ克服すると決意。
このブログを始めるときに決めたことが一つある。
今まで様々な理由をつけて人生でやってこなかったことを、1つ1つ克服してやる!ということだ。
一つは、字が上手になること。
そしてもう一つ、絵が上手に(は無理かもしれないが少なくとも笑われないようなレベルに)なることだ。
とにかく絵を描くこと。そこから始めようと思った私は、あるものを購入したのだが、それは次回の記事でご紹介しよう。
今回は最後に、現在のスティーブ先生の絵をお見せして終わりにしよう。○○○○本社に送った時の絵をイメージして、その時の反省を元にたった今書いた絵だ。
本物とかなり違うのはわかっているけど、当時もだいたいこんな感じだった。どこまで上手になるのか楽しみにしていただきたい。
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