食べ始めると止まらない!謎の食べ物「じんじのこのもん」を作ってみた(後半)

このもんの作り方(後半)

『ばらかもん』という漫画に出てくる中毒性のある五島列島の漬物「このもん」。前回の記事では、大根を干しすぎて大失敗してしまったところまで書いた。

大根を新たに購入。ちなみこの大根は都会のど真ん中で取れたもので 100円。同じく1センチ幅ぐらいで銀杏切りにして干す。今度は気をつけて待つこと一昼夜。

これこれ!このぐらいに干せたらOK。ちょっとシワになるぐらいでないと、漬物のタレの味が染みないので注意。

続いてはタレ作り。本来のレシピは

大根3kg、うすくち醤油1合、酢1合、砂糖5合

砂糖5合って、どんだけ入れるの!でもこの砂糖の味が「このもん」のクセになる秘密なのだ。あまり健康には良くなさそうだが、健康的な食べ物ばかり食す人生ってつまらないし、たまにはジャンクな物もいいのでは?

今回は大根一本なのでその3分の1にしたいところだが、それだと醤油と砂糖合わせても1合にならずタレの水分量が足りないため、3分の2の分量を目安に作った。まずは砂糖。

続いて酢と醤油をそれぞれ加える。

お好みで鷹の爪を適量。鷹の爪はタレ作りの時から入れるとタレ全体にピリッとした辛味がつくが、漬けるときに入れても良い。むしろ後者の方が私は好きだが、今回は最初から入れてみた。

そして砂糖が溶けるまで熱する。焦げないよう火力に注意。

砂糖が溶けたら火を止め、冷ましてタレの完成。

蓋がきちんと閉まる瓶などにタレと干した大根を入れ。そのまま2〜3日漬ける。

タレは大量の砂糖が入っているため、こぼすとかなりベトベトしますし、蓋がないと酢と醤油と砂糖の強烈なニオイがあたりに広がりますので、蓋は必ずしてした方が良いです。ラップ程度だと厳しいニオイです。

ちなみに失敗した大根も一応ちゃんと漬けてみたが、味は残念ながら・・・という感じ。くれぐれも干しすぎには注意してほしい。

待つこと2日。「じんじのこのもん」のできあがり。

前半でも言いましたがクセになる中毒性があります。大量の砂糖が含まれているので、食べ過ぎにはくれぐれもご注意!

「干しカゴ」がなくても、普通のカゴに入れて日陰で干してもOKで、作り方はとても簡単です。皆さんも一度、ばらかもんのイケメン主人公がハマったこの味を試してみてはいかがでしょうか。

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